JFCPとは

理事長あいさつ

日本カイロプラクティック協同組合連合会理事長 岸田 和美

今、カイロプラクティックは、代替医療分野においてプライマリーケアの一翼を担うことへの期待や国民一般への浸透という追い風を受けています。しかし、その反面、カイロプラクティックに関する法制化がされていない、教育の基準が定まっていない、患者さんはどこを選んでいいかわからない、他の医療分野との連携…など様々な問題も多々存在します。

日本のカイロプラクティック業界は、これらの二つの側面がぶつかり合った大きな渦の中にあると言えます。

これを乗り越える最も重要な要素の一つが、国際レベルの教育を身に付けたカイロプラクターの育成です。おそらく今、カイロプラクティック業界において最も注目されている事柄であるでしょう。 これは、業界全体の問題であり、また各施術者個々の問題でもあります。

カイロプラクティック事業者の集まりであるJFCPでは、2002年にCSCプログラムをスタートさせました。このことは、日本における今日の事態を変革し乗り切るための柱になると思います。

今後、国際基準に沿った本格的な教育を受けるプログラムを修了し、国際レベルを承認されたカイロプラクターが続々と世に出てきます。このことは、日本のカイロプラクティックの歴史に新たな一ページを刻む出来事になるでしょう。こうした世界レベルの優れたカイロプラクターの育成こそが、カイロプラクティックを正しく社会に認識してもらうための最善にして最高の道だと思います。

JFCPの目的は、「カイロプラクティックを社会一般に正しく認識してもらう」ことと、「国際レベルに沿った本格的な教育を受ける」ことの2つであり、行動の指針は、“全体のためにすることが、個人のためにもなる”、つまり“1人は全体のために全体は1人のために”ということです。

カイロプラクティック業界の発展のため、なにができるのか。

目の前の患者さんのために、なにができるのか。

いつもこのことを心に留めつつ、進んでいく所存でございます。

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